2013/01/03

遭難事故について

今朝は起きると雪が舞ってて。
本当は、今日は北八ケ岳に登始めって予定だったんだけど、天候がどうかなってことで中止になってて。
正解かなって思った。

山登り=危険という図式が出来てるんじゃないかしら?
確かに、このお正月でも何件かの遭難事件が報道されてる。
亡くなられた方も居られるから、危険じゃないとは言わないけど。でも、この時期の北アルプスに登られる人はそれなりのレベルの方々、私とは違う。
装備は万全、ビバーク(緊急避難)する準備も当然されてるだろうね。

実際、私のリュックはいつも10キロを越える重さになる。何か置いていければいいんだけど、それが出来ない。
私だって、ビバーク用のツェルト(簡易テント)は持ってるし、バナーやコッフェル(鍋)、ヤカンも持って、そして水は2ℓは持ってるから、一晩くらいは生き長らえれる。もちろんインスタントラーメンもね。高賀山でも瓢ヶ岳でも持ってるから、道を失っても何とかなると思う。だから重いけど持っていってる。それは全て自分を守るため。

幸い、そういう場面に遭遇してないからツェルトを張った経験はなく、買ったままの状態なんだけどね。
良く山で寝ると凍死するとか言われるけど、それが全てではない。ちゃんと食べて寝れば低体温症にはならないはず。無視できないのが、濡れによる冷え。会社の子を連れていく時に、寒いからってフリースを何枚も重ね着してる子がいるけど、これって、汗かいてそれが冷えるからかえって良くない。本来は寒いなって思う服装で登始めるのがいいくらい。経験をつまないとわからないんだけど、本当の話。
だから、冬山に登るような人は、下着のシャツやパンツ1枚にも4,5千円も出してるんだから。
レイヤリング出来るようにって教えるんだけど、わからないんだろうね。

そんな下世話なことはどうでもいいんだけど、自分で自分を守る為って思えば安いんだろうなって思ってる。

登山が中止になって思うのは、この天気なんだから心配しすぎではってってこと。
でも、自然に同化して自然に遊んでもらうんだから、そのくらい用心していて丁度ってことなんだろうなって。
撤退を決断する勇気が、必要だってことだね。
アルプスなら、時には安全な山小屋で停滞もありってことで。
この辺の低山でも、天気が急変したら即撤退でもいいやんなって。

だってさ、山は逃げないでいつでも待っていてくれるから。


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