昨日までの新宮神社は、ちゃんとナビにも出てたんだよね。
でも、本宮神社はそうじゃなかった。
タラガ谷への県道を走ってると、本宮神社の看板が目に入って、それに従って林道へ入っていった。
その林道と言うのが、全く舗装されてない地道で、本当に普通車で上っていけるのかなと思いながら進んでいった。
途中道で昼寝してるアオダイショウを踏んだりして進んでいった。
こんなとこを通りながら、ひたすら山に向かって進んでいったんだけど、車は汚れるし、普通車では無理かなと思いながら、行けるとこまでって決めて、4WDにしながら進んでいった。
途中星宮神社への林道の入り繰りをやり過ごして旧道を上っていくと、何もなかった(笑)
けど、道の横に社が見えたからちょっと覗いてみた。
こんな谷川を渡って、社の横に出るとそこが神社だった。
ちゃんと狛犬は居た。
口は赤く塗られてはなかったし。
拝殿はこんな感じ。
本殿には、立派な杉があった。
樹齢200年は経過してるんだろうな。
社の造りも立派だったし。
そしてそこには、お神酒が供えてあって杯も置かれてたから飲んでもいいのかなって、思わず飲みそうになった(笑)。
と、普通の格式ある神社ではあるけど、新宮神社のように宝物があるとか、句碑があるとかってことはなかったな。
苔むした参道を歩いていくと、石橋があった。
いい感じ。
好きだな、こういう風景。
どうやら、ここが入り口のようで。
でもね、この神社鳥居がないのよ。
灯明立ての塔もないし。
それと社名の書かれた碑もない。不思議なとこだったな。
だから、正直本宮神社かどうかわからないんだけど、間違ってはないでしょ。
でも、藤原高光の話なんて一言もないし、不思議で不思議で。
六社の中で、一番人の手が入ってない神社だったかも。
締めくくりにふさわしいね。
これで私の六社巡りは完結した。
次は、高賀三山巡りを終らせなきゃね。
それはこの秋にはしたいな。
高賀信仰といって、高賀山は白山なんかと同じで仏教の修業の場所だったんだよね。
そして、高賀山(麓に高賀神社、那比新宮神社、本宮神社)、瓢ヶ岳(星宮神社、金峰神社)、今淵ヶ岳(瀧神社)の三山を高賀三山といって、一日でその三山を登り降りて六社に詣りするのが修業とされてたような。
そして近世中期からは「高賀山六社めぐり」という信仰集団が形成され、広い地域にわたって庶民の敬崇を受けたんだって。
だから円空さんも、この土を踏んだんだろうなってそう感じてた。
兵たちの血を吸っている東殿山城も良かったけど、歴史を感じさせる趣のあるこの日の二社もやっぱり良かった。
この時点で三時近くなっていて、城趾巡りする元気もなくしてたから、それは翌日に持ち越そうと家に戻っていったわ。
暑くてビールも飲みたかったし(笑)。
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