2011/08/20

長良川発電所2

昨日の水騒動の話を少し書いておかないとね。


この取水口のある母野地区ととなりの須原地区で江戸の頃水騒動があったそうな。
母野の駅前の谷川から水を両地区とも引いて田を作っていたんだけど、その時の争
いが殺人事件になってしまって。
たぶん母野地区の誰かが須原の誰かを殺害したってことなんだろうけど。
それを収めるために、母野地区から生贄を出すことになって、クジをひいたら地区
の庄屋の甚冶郎という人にあたってしまったようで、彼がはり付けされ須原地区の
住人に竹槍で刺殺され、諍いはおさまったという歴史があるそうな。
だから母野地区を含む木尾地区には、今でも甚冶郎さ法要が営まれている。だけど
、正式な記載は村史にもないそうである。
そのためなんだろうか、木尾地区は須原地区から嫁は絶対にとらないし嫁がせもし
ないという話を昔聞いたことがある。
ま、それだけのことなんだけど、悲しい歴史がそこそこにあるってことだね。

さて気を取り直して。
その先も水は出たり隠れたりを繰り返して、最後はここに流れ着く。
長良川唯一の発電所で、明治の頃に建立されたとか。
確かに、レンガ造りなんてそのものだし、目立つよ。
















そのおかげか、平成12年に登録有形文化財に登録、平成13年には発電所関連施設が登録有形文化財に登録、[2]平成19年度に近代化産業遺産に認定されたんだとか。







よく目にしてるとこなんだけど、こんな価値があるところだとは知らなかった。
外に、建設当時の発電機が展示してあった。




こんなので、発電出来るんだってのが率直な感想。

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