2013/03/06

雪上訓練Part2-4

リーダーさんの的確な判断で、鎌ヶ峰前衛峰で昼食として、我々はアイゼンに履き替えて下山に入ります。

登る時にもクラックの趾は確認してたから、それを避けてあえて傾斜のきつい樹林帯を戻ります。12人が軽快に下りていってたんだけど、大岩をエスケープする手前で事件が起きました。
12人だから、どう見積もっても600キロは雪庇の重しになって。
そして、その時が…。
突然パシって音がして、地震のようなゴゴと言う音とともに地面が揺れました。
そして、雪庇が一端割れて下ってクラックが広がります。
そこに、私の二人前の女性の足がそこを踏み抜きます。雪庇は一度は下に下ったんだけど、再び上に戻ってきます。そして、彼女の足はそこに挟まれてしまいました。
そして慌ててその後ろの人が彼女の足のあたりを掘ります。しかし、アイゼンを履いているためなかなかとれるものではありません。
挟まれてはいるものの、足は大丈夫そうで次を歩いてた人が掘ります。
そして、何とか足は抜けて皆ほっと一息です。
えっと、子供の映画なんかの地震のシーンでね、地面場ぱっくり割れて挟まれるってシーンがあるけど、ちょうどそんな感じでね。
実に不思議な体験でしたよ。


雪面のヒビがわかるかな?

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