最初にichigoさんの疑問にお答えします。 笹があるといっても、道を開拓したときは切り開かれているので、ルートは明瞭です。そこに笹が生えてきただけのことなので、かき分けて下を見ていればルートはわかるはずです。でも、これは正解ではなく、本来は地図を持ち分岐でコンパスをセットしてそれでルーファイするのが正解です。
これはどこでも同じですから、コンパスを覚えて下さいね。
笹と格闘すること15分。突然それがなくなり視界が開けたんだよね。そりゃ私の背丈ほどある笹薮だったもんな。 これぞまさしく藪こぎ! でも目の前には倒木が道をふさいでいて道も見えない。でも山頂の方向に倒木を避けながら歩くと、一瞬目を疑ったね。そして、人が見たら笑えるくらいの嬉しそうな顔してたと思うよ。倒木を越えたところには骨ヶ平が出現してきた。
ここは片知からのルートの合流点で、もう何度も通ってるから、これで山頂まで行けると確信出来たもんな。ここまで2時間。一休み一休み。と言っても座れるところがないから立ったまま、喉を潤して。そして、この先は勝手知ったる道だから、いつものように段差を避けながら脇を歩いて。降りて登り返します。去年は宮奥ルートを歩いてるので、1年半以上通ってないことになる。だからこんな倒木知らないもん。 そしてやっと山頂に、時間は11時。2時間半かかってるけど、3,500mあるようだから、まずまずのペースだったってことだね。
展望は白山や御岳は見えるには見えるけど、霞んでるな。
御岳山 加工してこの程度だもんな。 |
お腹も空いたし早速お湯を沸かして味噌汁を作ります。そしてオニギリをほおばって、コーヒーです。意外に疲れたので、山頂でゆっくりしていたら、見えた方々が降りていかれます。私とあと二人組が残る形になったので、私も降りることにしてリュックを背負って、三角点にタッチして戻ります。途中でまだ登ってこられる人がいます。人気のある山ですね。そうそう三人組の若い山ガールとすれ違ったので、あと10分、突き当たったら右へ行ってすぐだから、と激励してあげました。何か言われたらついて行って山頂まで案内しようかなって思ったけど、お礼を言われただけだったので、トボトボとさっき来た道を歩きます…。骨ヶ平でもう一度休んでると、子どもの元気な声が上がってきます。おじいちゃんと娘さんと孫二人というパーティーでした。子どもたちはここでお昼ご飯と言うし、確かに山頂は木陰がないですからね、と言うとおじいちゃんも、じゃそうするか、って。そんな風景を眺めながら、私はまた笹薮に突入です。こんなとこ歩いたかなって不安になりながらひたすら歩を進め、ピークに着いた時に登山者に会いました。私と同じルートを来られたようですが、この後年配の方が来られるので、道がわかったら教えてあげてくださいと頼まれました。そして南岳の辺でその方たちとすれ違い話をします。片知から登られたのですが、違うルートをってことで分岐を降りなかったとか。でも、道がわからないので戻りますってことでした。抜岩戸のコースがあるにはあるんだけど、私も歩いたことがないのではっきりしたことが言えなくて申し訳なかったけど、今通ってきた程度の笹道が延々と続いていて、分岐も分かりにくいようですし、分かっても笹道の急坂ですので、戻られた方が正解ですね、とだけ話をしておきました。降りても、車道を30分ほど登らないと駐車場につかないですから、余計にですね。
これも地図を持たないからってことだね。
私は分岐を釜ヶ滝方面に降りていきます。こんな急登登ってきたんだって嬉しくなるくらいの状態で、やっと山登りする身体になってきたかなって思えました。本当に見下ろすような坂をまっすぐ降りていきます。かなり膝にきます。そして朝の休憩場所で再度休んで沢沿いのルートを戻ります。何回渡渉するのかと数えましたが、登山口まで9回でした。そして2時間で車まで戻れました。 きつかったけど、楽しいルートだったな、また来よう。 でも、これから梅雨時はヒルが出るだろうし、夏は暑いしササダニが怖いので、次は初秋だな。
しかし、ここは中学の秋の遠足で登ってるんだけど、こんなにきついコースだったかな?
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