雨の瓢ケ岳 ３

骨が原も一つのピークのようで、そこから山頂を目指すと、少し下っていった。
でも、そこまでが大変だったのよ。

骨が原あたりの紅葉。
まだまだだね(笑)。
そしてその先は、こんな感じで熊笹に覆われていた。

これ、目の高さだから、いかに高いかがわかるでしょ。
カッパの上着は着てたけど、ズボンは暑いからはいてなくて、そのまま進むと、そりゃもう、下半身濡れ鼠。
私はまるで、家人のための露払いをしてるようだった。

それにもめげづ歩いてると、知らないうちに山頂に着いた。
山頂は一昨日のような標識が建てられてて。
今日は忘れるもんかって、三角点にまずタッチしたよ。

よくわからんのやけど、三等三角点だと思う。
隣のこの高賀山は一等だったのに、この差は何って思うよ。

山頂に着いた頃には雨も上がってきて、オニギリ食べながら展望を楽しんでた。

ね、いい感じでしょ。

そして、こんな山並みの奥に御岳山が顔を覗かしてくれてた。
残念ながら、この日登れなかった乗鞍岳は、肉眼ですそ野が少し見える程度だったけど。
晴れたらきっと、北アルプスも見えるんだろうなって思ったよ。

でもね、この山並みは、やっぱり冠雪してたら墨絵のようで奇麗だろうなって思えて仕方がなくて、やっぱり冬の雪の時期に登らなきゃダメだよね。
だから、雪が降ったら登ろうと決めた。

20分くらいいたかな、ちょっと寒くなってきたからそのまま来た道を引き返していった。