2011/07/18

西穂独標 3

今日一刀斎さんから、携帯メールが着た。
独標から滑落した人がいるって新聞読んだかって。
もちろん今朝読んで、家人と話をしてたんだわ、あそこ落ちて、よく骨折で助かったなって。

という独標の北斜面。
















どうみても、断崖絶壁。
写真撮るのでも怖かったもん。

でルートはこんな感じ。
















ここに登るのでもこんなんだし、ここを降りないと西穂の頂上には立てないから、ここであえなく断念したんだよね。
ここから先はベテランルートってことだったから。
だってさ、ここへ登ってくるのでも、こんなんだもん。




こんなとこをよじ登って、そして次はこんなとこを。
(写真は降りる風景だから逆だけど)
ただ鎖がつけてあるから、それをしっかり握りしめてってことだけど。




間違って左へ落ちたら助からない。
その位最後はきつくて怖いくらいの道だった。
でもや、この途中の頂上下で小学生低学年の男の子が降りてくるのに出あって。
彼曰く、もう頂上ですからって余裕の表情で。
その後お母さんと思われる人も降りてきたけど、とても考えられない風景だった。

そうして頂上へ登ると、そりゃ違った風景があったよ。
冒頭の写真なんてそうだし、回り見ても、今まで見てた山の裏の風景が見れたから。
西穂高岳方面から来た人と話をしたんだけど、ジャンダルムはわかったけど、槍ケ岳は見えなかったわ。これが見たかったんだけど…。
本当に登ったんだって証拠の写真ね。




ね、黄色いシャツのオジサンは、2701m登頂出来たでしょ。

そしてしばらく休んで、またあの怖いくらいの石の道を降りていったのよ。
登ったら降りなきゃいけないから、これが難点だなって思いながら(笑)。

しばらく降りて見上げて、自分の足跡に驚いたくらいだった。

そしていそいそと山荘に戻って、有名なラーメンを食べようって休憩方々店の中に入っていった。
当然私は生ビールと豚骨ラーメンを頼んで、そして家人はソフトクリームを。
このくらいはあの恐怖と戦った代償としてはいいでしょって思いながら、ビール飲んでラーメンをすすったわ(笑)。





どっちもそりゃ美味しかったよ。
ただビールが少し冷えてなかったのが残念だったけど。
店の中はこんな感じで混雑してた。




隣のお兄さんたちは、本格的なアルピニストのようで、今日はテント泊して明日は西穂から北穂へ縦走して、最後は上高地へ降りるって言ってはった。
しかし、本当に気持ちよかった。
本音を言えば、家人がもう嫌やって言うかなって思ってたんだけど、意地でも言わなかったし。そのおかげで独標まで登れたのも事実だったし。
ここが宿だったら、このまま爆睡したい気分だったけど、そうもいかず、ロープウェイの駅への道を歩き始めたんでした。



2 件のコメント:

  1. きつそうやけど
    頂上は気持ちいいやろうね('∀`)


    でも  あかんゎ・・
    私 高所恐怖症やで
    こんなとこ登れへんゎ(-_-;)

    古い話だけど
    愛知万博のゴンドラ
    端っこは床がガラス面になってて
    運悪く端っこに座ってしまった私は

    ゴンドラがブランブランするたび
    キャーキャー言いながら乗る羽目になってしまった・・


    でも 富士山は登ってみたい

         みーばぁば

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  2. 一刀斎7月 18, 2011

    誰やっ?美味しそうなソフトクリームを土足で踏んづけとんは???

    しかし、おっそろしいとこ、よう登ったね。奥ちゃんも。

    なんで、そんな思いまでして山に登るの?

    って、聞くとやっぱりお決まりの、「そこに山があるからさっ。」って言うんだろうか?
    少し、そうやって言う人の気持が解ったんとちゃう?

    テッペンとった人しか解らない感情だろうね。

    ♪娘さんは山男にゃ惚れちゃイカンらしいけど、奥ちゃんは惚れまくりかな?

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