2014/08/15

送り火

送り火は地区によって異なってると思うけど。
私の住む郡上というか、うちの地区では河原で送り火を焚く。もちろん迎え火もね。
例年だと迎え火を焚いた場所でするんだけど、昨日からの雨で長良川が増水してるから、13日の場所は水面下、新たに作ったよ。


霧の長良川、わからないだろうけど濁流。


白波をたてて流れてる。

ここにお墓を模した物を作って、本来なら麻がらを焚くんだろうけど、うちは昨年の稲藁。線香を立てて灯明をともして、藁を焚いて送り出す。


でも、これすらやらない家庭もある。ご先祖は困るんじゃないかな?
うちは続けるよ。子供も一緒にするから、私が帰るに困ることはないだろうし。

でも何故か、うちは昔からナスで牛を作るだけだから、今年はキュウリで馬も作ってながしてみた。

これの謂れね。
牛は荷物を一杯もてるから、御世の国への道中のおみやげを沢山持たせられるから、牛を作る。そして牛の歩みはのろいから、ゆっくり帰っていけるって言われてる。
またキュウリの馬は、来年それに乗って早く家に戻れるようにって意味合いがあるんだよね。うちのような先祖の多い家はどうするのかしらないけど、ケンカしないようになって願って流したよ。
明日の長良川下流域は、ナスとキュウリがいっぱい浮かんでるかもね(笑)。

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