2012/07/17

三丿沢岳 2

千畳式カールから、神社の前を通って極楽平に向かいます。


そこはこうやって整備された道。気軽に歩けるくらいです。
でも、やっぱり高山にはそれなりの格好で出かけてもらいたいですね。

だって、この先には、まだまだ雪渓が残ってました。


ね、こんな立派なスプーンカット状の雪渓なんだから、滑ったら下まで…。

実際この雪渓がもう少し大きかったら、私たちもアイゼンを装着するつもりで、それぞれのザックに忍ばせてましたから。


でも幸い、雪は腐りかけてて凍ってもいないし、それなりのブロック底のシューズなら問題なく歩けます。多少歩くテクは必要ですが。

そして、また石の登山道を行くと、やっと極楽平に到着です。



この頃には、すこしずつ霧が晴れてきました。
北側には、宝剣岳がそびえてるのが見えます。アルプス特有の岩の山。
山頂へのアプローチ場所には鎖が見えています。
一人ならば、間違いなくこちらに進んでいたと思います。それほど魅力的な山です。

ここが分岐になります。


こんなプレートがあります。
でも、でもよく見るとこんなことが書かれています。
『天は我らに機会を与えず』
天候不順で遭難した人の言葉なんかな、実に重かったです。
あぁ、やっぱりここは、アルプスなんだと実感しました。
衣服をととのえ、案内板の通りここは南に下ります。

そうそう、ここからは花が咲いているところで、早速見つけましたよ。
高山植物なんで、下界で見る事は出来ません。



ミツシバオガマと言います。
ここから、登山道沿いに、いろいろな花を見る事が出来ました。

続く…。

2 件のコメント:

  1. 定次郎さん、夏山を思いっきり楽しんでますね!

    真夏の夏山は、季節感が下界とまったく違っている
    のがいいところなんでしょうね。

    夏に雪の塊を見たらやっぱり感動かなぁ、それと高山
    植物。・・・なかなか出会えないですから!

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  2. たつくん

    夏はやっぱりアルプスよ。
    気候が違うし。
    それ以上に景色がいいから。
    高山植物しかり、山しかり。

    一度一緒に出かけませんか。
    危険な場所のない、三丿沢のとなりの木曽駒くらいに。

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