2012/07/31

白馬岳 8

ガスの中に消えて、最初のポイントがここ。


この分岐を大雪渓に向かって降りていきます。
そこはこんな感じで、アルプスなんだよな。


いかにもって道だね。
そして、右手に杓子岳が見えてきます。


杓子岳をバックに、きれいどころが集まって…。

そして、小雪渓に着きます。
そこから見た、大雪渓へのアングル。


はるか下まで続く雪の道。
その前に、小雪渓をトラバースしなければなりません。
そこにある避難小屋から監視員のオジサンが出てきてこう言います。
「小雪渓では滑らないように、立ち止まって写真など撮らないように」
そうなんです、小雪渓から滑って落ちたら、下にある岩にぶつかるまで止まりません。
緊張をしながら雪渓を横切ります。まだリーダーからアイゼン装着の指示はなく、登山靴のまま進みました。
途中雪が凍ってるところがあって、それはヒヤヒヤもんでした。


2012/07/30

白馬岳 7

富士山から白馬に戻ります。
だってさ、登ったけど降りてきてないもん(笑)。

生まれて初めて止まった山小屋。
ここは日本最大の規模を誇るところで、人だらけ。

夕食はこんな風ね。

レストランで乾杯の後に食堂で。


山荘の食事としてはまずまずじゃないかな。
ご飯お代わり自由だし。
でも、白みそが苦手な私は、ちょっと辛かった。

9時消灯で寝ます。
でも、その前に部屋で寝転がってたら、両足の太ももがつって大変だった。
実は左足だけは歩いてる時につってしまってたんだけど、とうとう両方にって泣けてきたよ。それだけ歩いたってことだね。

山荘の朝は早くて、4時過ぎには目が醒めて。
その時の外の風景。


辺り一面ガスの中。
ご来光を見に行った人達は空振りのようで。
でも、明るくなってくると様子が変ります。


山名は忘れたけど、しっかり前の山が見えてきて。
そして5時から朝食の時間です。


ホワイトバランスの悪い典型的な写真だけど(笑)。
でも、納豆もあって栄養価を考えてある食事だったし。
もちろん、ご飯とみそ汁はお代わり自由。
下山に備えてしっかり食べましたよ。

本当は7時下山予定だったんだけど、皆の準備も終ったってことで、外に。
そして、6時半下山開始します。


山荘から少し下った風景なんだけど、ガスの中に消えていきます。

この時に、私はペットボトルフォルダーとこの日の水を忘れたことに気付いたんだけど、取りに戻るわけにもいかず、そのまま降りていきました。
昨年の独標の思い出の品が、無くなってしまいました(涙)。



2012/07/29

てっぺん

昨日は、ちゃんと更新しようと試みたんだけど、ダメやった。
どうもスマホが言うことを聞いてくれない(笑)。

なんで、今日になってしまいましたけど。

まずはこれ。


荷物になるんで、三脚を持っていかなかったから手持ちで撮影。
今朝のてっぺんからのご来光の様子です。

風がビュンビュン吹いて、雪山の稜線にいるみたいやって強烈に寒かったよ。
朝はダウン着込んで震えてたのに、今はTシャツで汗かいてる。
天と地程の差だね。

まぁ、かみさん孝行が出来たから良かったよ。

でもね、昔から言われてるように、富士は見る山、登る山でないってこと実感したな。

明日からは、また白馬に戻って、その後に富士山を…。

2012/07/27

白馬岳 6

これは山頂にある方位盤。


これ重さにして50貫って言うから、160キロくらいかな。
それを富士山の強力が運びあげたんだと。
このあたりは、新田次郎さんの『強力伝』に詳しく書かれてるから一読下さいね。

三角点は一等。
でも、こんな風に使われてます。
これが悲しかったな…。


そして、山頂を後にして山小屋へ。
10分くらいだったかな。
受付を済ませて、皆でレストランで祝杯をあげます。



うんうん、生中が800円と高額ではあったけど、実に美味しかったな。
このあと夕食を食べて、あとは寝るだけ。
携帯が繋がらなくて、ブログの更新が出来なかったのが残念でしたけど。

しかし、歩いてる時もそうなって、寝る前もそうだったんだけど、太ももがつるって体験を初めてしたな。
山小屋のそれは強烈で、筋肉痛のようになってたから。

これは誤算だったな(笑)。

2012/07/26

白馬岳 5

小蓮華岳は、いたってシンプルな頂だったな。


点があるだけの山頂。
でも、一つ増えたし、山頂が(笑)。

小蓮華岳を越えて、三国の分岐に着きます。

ここで一休み。


連休に遭難された人達は、ここの先で迷ったようだね。

でも、我々は白馬山頂を目指して歩きます。
ここまでも、いろいろんな高山植物は見てたんだけど。
ここいらにはコマクサが咲いています。




登ります。
ここは結構な急登だったな。

そして、やっとの思いで山頂に。


もう疲れ果ててたよ。
でも、これでもアルプスの入門編だとか。


続く…。

2012/07/25

白馬岳 4

乗鞍岳を越して、まだまだ進みます。
そうすると、大池が見えてきました。


どうしてこんな高地に、大きな池があるのかが不思議です。
今の時期は、雪解け水がどんどん入ってきてるでしょうから、水が豊富なのは理解出来ますけど。
でも、見てても生体反応は無さそうですね。


本当に大きな池です。
そして、そこに建つ山小屋に泊まろうかという話になったんですけど、断られました。
予約してあるのは、ここから4時間くらい歩いた先の山荘で。
でも、この頃が一番強烈な雨になってきてて、本当はここで昼食だったんだけど、止まって食べられる状態でなかったので、そのまま次の山に向かいました。
私は、2時に起きてここまで10時間、クッキーを2枚程食べただけだったんで、非常にきつい状態でした。
低血糖で倒れないかってことだけ思いながら、重くなった足を進めました。
でも、最初のピークを過ぎたあたりで雨が止んだので、小休止して昼食です。
この日は時間がないってことで、ストーブ禁止ってことだったので、あまり好きでないパンにかじりつきました。
でも、一つしか喉を通りません。

そしてまた、歩き始めます。

しばらくすると、こんな稜線が視界の先に見えました。


このピークを越したらいい事があるのかなって考えながら、足だけ進めます。
しかし、持病のある私の足は、もう鉛を埋め込んだように重くて上がりません。

それでも、山岳修行僧のように足を進めます。

そして着いた先は小蓮華岳でした。



続く…

2012/07/24

白馬岳 3

そして、どんどん登って行くと、雪渓に出た。
天狗平の下あたりだね。


ここはアイゼンなしで登ります。
雪は腐ってるし、問題無しってことだね。



そしていよいよ、白馬乗鞍岳に取りつきます。
登ります、ひたすら登ります。

そして着いた先が、これ。


乗鞍岳のピーク。

まだあと、標高差では300m近くあります。
先は長いってことなんだけど、しかし雨が…。


続く…。

2012/07/23

白馬岳 2

さて、白馬の本編です。

まずはインチキ登山ということで、ロープウェイに乗って上がります。


それぞれチケットを買って、ほらほら、行きますよ。


ゴンドラ、ロープウェイと乗り継いで着いた先がこれ。


きれいな感じの山小屋やったね。


ここで泊まって登ってもいいんだけど、曇り空の元登山道を歩き始めます。

ここまではよしとしても。
ここからが地獄の苦行の始まり始まり…。

続く…

2012/07/22

白馬岳

昨日、今日と白馬岳登山。
昨日は泊まった山荘で更新しようとしたんだけど、電波が通じなくてアクセス出来なかった。

登山はまた今週アップしていくけど、昨日は一日きつい雨で。
ガスに巻かれて景色は楽しめないし、散々だったな。
これは白馬の手前の小蓮華岳への稜線の様子。


何度ピークを越えてもまたピークが出てきて、だんだん嫌になってきて。
今回は、5月の連休に福岡の医師5人が遭難したルートをたどったんだけど、この山の先で迷ったようだね。
雪だったら迷うなって思えるほど、何も目印なかったな。

我々は迷う事なくルートを踏んで、いよいよ白馬岳山頂に立てたよ。


本当にきつい登りだったけど。

そんな様子は、明日からアップしていくね。

日本百名山の2山目になるかな?

2012/07/20

三丿澤岳 4

山頂を極めたら降りるしかない。

ってことで、食事を済ませて降り始めましたよ。


こんな稜線を後にして、降りる、帰るって思いながら。

そしたらすぐに、ガスが巻いてきました。


こんな感じでね。
でも降ります。
登った時と違う道を歩いたから、風景もいくぶん違ってきて。

あれ?って思ったらケルンが登場した。


このケルン、この山で遭難死した人を悼むためのもの。

これ見て、やっぱりアルプスに来たんだって再認識したよ。


そして、登山道脇にこんな花を見ながら降りながら。
でも、最初に降りたから登るんだよね。
これがきつかったよ。

本当に登山という名の下り、下山という名の登山だったから。

そして極楽平についた頃には、一面ガスで何も見えず。
つまり、こうやって登山者は道迷いして遭難するんだなって思ったわ。

ま、無事に帰れたからこうやってブログ書いてれるんだけど。

さて、明日からまた遠征です。


2012/07/19

三丿澤岳 3

見てたのはね、これ。
もう想像はついてたんだろうけど(笑)。


ほら、真ん中に富士山が見えるでしょ?
どこから見ても富士山やんな。
登るからね、ここにも。

そんな絶景を横目に、いよいよ山頂に。
あるのはこれ。


プレートが外れてるから、三角点の上に置かれてた。
三角点の写真は撮れなかったけど、もちろんタッチしてきたよ。
これは三等だったと思う。

富士山がよく見えなかった人のために、山頂からの富士山ね。


これでわからなかったら、日本人をやめてもらわないとな。
いや、実にいい風景だったよ。
これだけは、登った人にしかわからない風景だから。

そして、山頂でやっと昼食。


いいでしょ、絶景をおかずにコンビニのオニギリも(笑)。
私はストーブでお湯を沸かしてカップヌードル食べたけどね。
美味しかったよ。
花崗岩の岩がゴロゴロしてる山頂だったけど、これぞアルプスの風景だったから。

さて、お昼を済ませたら、後は下山するしかないんだよね。
これがまた、苦行の道で…。

2012/07/18

三丿沢岳 3

花と言えば、ショウジョウバカマが咲いてるんよ。
こっちだと、4月が盛りなのに。
それが不思議だったな。



こんな、森林限界点を越えたハイマツ帯を歩きます。
そして、前方にピークが見えてきます。


でもこれは、偽ピークで、まだまだ続きます。
歩けど歩けど、着きません。
でも、登山道の横には、こんな風景があります。


チングルマ。
割と山で見かけますね。

そして頭上には、


こんな大岩が今にも崩れそうに鎮座してました。

歩き続けて、やっと山頂が見える稜線へ。
そこから見える風景は、何も言うことないって感じで、美しい南アルプスの山並みが、甲斐駒ヶ岳を筆頭に並んでいます。
ここへもいつか、登りたいなと思い眺めていました。


この写真でははっきり見えないけど、ここに写ってるんですよ。
何がって、あれですよ、あれ。
誰もが憧れる山がね。

それは、明日に(笑)。

2012/07/17

三丿沢岳 2

千畳式カールから、神社の前を通って極楽平に向かいます。


そこはこうやって整備された道。気軽に歩けるくらいです。
でも、やっぱり高山にはそれなりの格好で出かけてもらいたいですね。

だって、この先には、まだまだ雪渓が残ってました。


ね、こんな立派なスプーンカット状の雪渓なんだから、滑ったら下まで…。

実際この雪渓がもう少し大きかったら、私たちもアイゼンを装着するつもりで、それぞれのザックに忍ばせてましたから。


でも幸い、雪は腐りかけてて凍ってもいないし、それなりのブロック底のシューズなら問題なく歩けます。多少歩くテクは必要ですが。

そして、また石の登山道を行くと、やっと極楽平に到着です。



この頃には、すこしずつ霧が晴れてきました。
北側には、宝剣岳がそびえてるのが見えます。アルプス特有の岩の山。
山頂へのアプローチ場所には鎖が見えています。
一人ならば、間違いなくこちらに進んでいたと思います。それほど魅力的な山です。

ここが分岐になります。


こんなプレートがあります。
でも、でもよく見るとこんなことが書かれています。
『天は我らに機会を与えず』
天候不順で遭難した人の言葉なんかな、実に重かったです。
あぁ、やっぱりここは、アルプスなんだと実感しました。
衣服をととのえ、案内板の通りここは南に下ります。

そうそう、ここからは花が咲いているところで、早速見つけましたよ。
高山植物なんで、下界で見る事は出来ません。



ミツシバオガマと言います。
ここから、登山道沿いに、いろいろな花を見る事が出来ました。

続く…。