2010/09/23

太古の昔からのいい伝え
















これは道の駅373の少し下流の左岸側にある岩。後ろの波ヶが長良川。
で、そいつはその岩のてっぺんの赤い⇩の所にあるのよ。
それがこれ。

















まずもって不思議なのが、こんな流れの縁にある岩に、どうしてこんな丸い穴が開いたのかってこと。そして、この穴はこともあろうか2メートル位の深さがあるんよ。直径は50センチかな。
そして、それを地元では(地獄の)釜の口と呼んでいる。だからここいらは通称「釜の口」で通ってる。
こんな川のそばだから、ちょっと増水すると冠水して絶えず水が入った状態なんのね。だからなんだろうけど、ここの水を全部汲み出して中で火を焚くという雨ごいの神事を行う。僕はここに生まれ育って50年、その雨ごいを見たのはたった一度だけ、数年前の大渇水の時にそれは行われた。
太鼓を打ち鳴らし火を焚いて神に祈ってた。で、ちゃんとかなえられたんやったかな、夕方にはゴロゴロ鳴ってパラパラとした記憶がある。とにかく今年のように暑くて、本当に水不足の年だったからね。
アユ釣りしてても、ぬるめのお風呂に入ってる感じがするくらいだったから。

こんないい伝え、今の子に話した所で鼻で笑う程度かなと。
でも、伝承していくのが大人の責務。
しかし、正式に僕も聞いたことないから、僕の上の世代がサボってるってことになるかな(笑)。

1 件のコメント:

  1. 一刀斎9月 23, 2010

    へ~っ!!!

    何に驚いたって、太古の昔じゃなく数年前に「雨乞い」が行われたという事実。。。

    凄い興味深く読んだよ。

    科学的根拠なんか無い事など誰もが知ってる、人工的に雨を降らせる技術まであるこの時代に行う事の意義が、無くしてはいけない大切な何かがあるような気がする。

    すごいね。
    「ほぉ~」ボタン連打したい気分。。。

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