2015/08/31

神宿る位山 3

さて登山道には次々と巨石が登場するよ。全部名前がついてるけど、謂れがわからんのだわ。

10分歩かないうちに、


禊岩。皆触ってたけど、下界では禊をしなきゃいけないくらいの生活してるのかな?

そして、御門岩。


全部そうだったかな、岩の上に宿り木があるんだよな。
岩に積もった腐葉土に根を下ろして、地面まで根を伸ばしてる。


これ、どこかの自然観察員さんに聞いたけど、ある意味理にかなってるんだとか。
石って沸点が低いから暖まったのが醒めにくいでしょ。こういう高山で気温が低くなる時に暖かくていいんだとか。夜冷えても足下はヌクヌクって、女性向きかな?


次は日抱岩。

そして、

朧岩(おぼろいわ)。

まだまだ続くから、明日ね。

2015/08/30

神宿る位山 2

登るとね、迎えてくれるよ。普通の神社だと狛犬が鎮座してるんだけど、ここのは違ったね。

まず「阿」


「吽」


龍に関わる何かがあるのかな?

そして上には、神社にはにつかわない物があったんだって。


一説には新興宗教の置いたものだとか。
そういえば、前に白装束を着たオウムの連中がこのあたりで目撃されてなかったかな?

そう思って調べてると、こんなところに出くわした。

ミクロ文明

位山は昔大蛇の住む山だったようで、それが龍神に繋がったのかな?
で、これは太陽神殿と言うそうな。
なんだか、ワクワクゾクゾクするような感じだね。

そんなことはこの時点では知らないけど、こんな道を登って行きます。


2015/08/29

神宿る位山

位山、高山にあるお山。
と言っても今日でなく先週の23日に登ったんだけどね。

モンデウス飛騨位山スキー場の脇のダナ平林道を上がっていきます。

これがまた強烈な林道でね、



車が揺れるもんだから、ピンが入らないんだよな。乗用車だときつい道だね。

そして何とか着いた先は、位山巨石群遊歩道登山口。


スキー場からも上がれるんだけど、時間短縮ってことで。
パワースポットとしても有名な山だから、楽しみにしてたんだよ。奥穂の翌週だからきついかなって思ってたんだけど、体力的にはね。

駐車場脇にはこんな風景が。


その鳥居をくぐって行ったんだけど?


何も社殿とかがないんだよ。ってことは、白山の福井県側同様山自体が御神体になってるってことだね。
うん、まさしく神宿る山だわ。


2015/08/28

遠征記 花たち

たつくんコメント書くのわすれてたわ。
前穂は3090mで日本11位なんだけど、その前の奥穂高岳は3190mで日本3位なんだよ。2位の北岳と3.2mしか違わないんだけど…。
岩の殿堂と言われる穂高連峰の主峰に足跡をつけたのは、自慢したいけどね(笑)。

それはそれとして、2日間で出会った花達。
雨だったし、夏だからあまり記憶に無かったんだけど、写真見ると少しはあったね。名前がわからないのもあるけど。


ホタルブクロ。


名前不明、調べ次第上げます。


アオノツガザクラ。


涸沢の花畑。


ハクサンフウロ。


イワリンドウ。


イワツメグサ。


チングルマの秋の装い。


イワリンドウとイワツメグサのコラボ。


ウサギギク。


これは初めて見たよ。
ダイモンジソウ。


この時期の定番。伊吹山では会えなかったトリカブト。

てなところでね、他にはタデとか咲いてたけど。
でも今年は女王様に会えずじまいだったな。コマクサ。
それが心残りの今年の夏だね。

2015/08/27

遠征記 無事下山

何とか重太郎新道を下って着くのが岳沢小屋。


ここで座って休止。
暑いから冷たいジュースをがぶ飲みして生き返った。
ここに泊まれるんなら、ビール飲みたかったな。

でも、家に帰らなきゃ。
ってことで、上高地まで2時間の山道を行きます。
車が通るような林道を歩くんだと思ってたんだけど、普通の山道ヤシ。
登りではないけど、下りでもない。
しかし、遠いよ。樹林帯だから目標が見えないから、余計に疲れたね。

途中にある風穴。


いい休憩スポットなんだけど、立ち止まっただけ。
熊が冬眠しそうな穴から、冷たい空気が吹きだしていて、天然クーラーだったよ。


ここを過ぎてからも暫く歩いて、やっとの思いで上高地に着いた。
島々行き(東京方面)のバスは、乗客が数百メートル並んでたな。
平湯方面はそこまででもなかったけど、並んでたし。

ま、何とか無事着けて良かったよ。
早く温泉に入りたかったし。

2015/08/26

遠征記 10

いい加減飽きてきたよな、僕もそうだもん…(笑)。

でも無事下山させてね。

昨日の風景を眺めながら急いで降ります。上高地にタクシー呼んでるからね。

で、降りたルートってのがこんな重太郎新道ってところでね、北アでも上級者コースになる下山ルートなんよ。


わかるかな、この斜面が。
赤丸の紀美子平から岳沢ヒュッテまで降りるんだよね、とりあえず。

いきなりの鎖場を降りて少し歩くとこんな梯子が。


たいしたことないんだけど、登らなきゃ帰れないしな。

この辺りから見上げると、


高度感ってのは、見下ろすばかりでなく見上げても出るんだって知ったよ。


まだまだ急でしょ?
登ってくる人が言ってた、下山より登りのほうが楽だってね。
ごもっともって思ったよ、正直ここは登りたくないけどな(笑)。

そして最後の難関。長い梯子。



そこそこ長かったけど、想像まではなかったかな。
ここを降りて、何とか岳沢ヒュッテに到着したよ。
やっと平な地面に足が下ろせて一安心。

でも、あと2時間上高地まで歩かなきゃな。

2015/08/25

遠征記 9

さて、紀美子平から前穂へ。


こんな岩をよじ登るんだよ。落ちたら痛いからね、気をつけて。
登ってる途中で降りてくる人を待ってた、外人さんがきたんだけど、足下を見てビックリ。だって、ジョリ履いてるんだよ、踏ん張れないしよく登ったなって思ったわ。

岩と戯れること30分で山頂に!

穂高連峰では少ない三角点(二等)にタッチ!


山頂からの風景は、言うことなし。


2時間前にはいた奥穂高岳、そして、この旅でやっとMを使えたよ(だって雨やったから…)、やっぱり目がいってしまう槍ヶ岳。


3090mの標識にもたれ掛かってるオジサン。



景色を堪能したから、帰るよ。
って言っても、こんな風景見ながら降りなきゃいけないからな…。


途中の人がいるところが紀美子平かな、そして、最下点は川のように見えるけど、岳沢。ここまでこの後降りなきゃね。
こりゃ大変だわ、北アでも上級者コースと言われるのわかるよ、それも下山の方が危険なんだからね。


2015/08/24

遠征記 8

さて、奥穂を後にして下山だよ。


下山と言っても、釣り尾根という難所を通過して正面の前穂高岳に寄ってからになるんだよね。
釣り尾根ってのは、人の写真だけど、河童橋から見上げるとこんな優雅なところなんだけど。


左の雲がかかってるところが奥穂、右が前穂。その間のU状に見えるのが釣り尾根。見ての通り長いんだよ。今年既に滑落して亡くなってる人が2名いるんだとか…。

でもそのてっぺんを歩くのではなく、こういうところを降りたり登ったりして横に進むんだよね。


1時間半強こんな岩と格闘して、たどり着いたのが紀美子平という分岐。


多くの登山者がそうしているように我々もここで大休止。
でも、ここにザックをデポ(置いて)して、我々はアタックザックに水を入れ替えて前穂の岩に取り付きます。
続きは明日ね。

2015/08/23

遠征記 7

いよいよ、日本で三番目の高みに登頂!


山頂にある方位盤。いろんな山にある。白馬岳には強力伝の小説になった方位盤があるし、身近なところでは、銚子ヶ峰の山頂にあったよな。

ここの下の広場でしばし朝食休憩。
絶景を堪能。


東には、来年には登るよ、槍ケ岳。
そして、西方面の焼岳手前の雲海がいい感じ。


そして、ジャンダルム。岩の塊なんだけど、アルピニストの憧れ。
実際歩いている人が見えるでしょ。何度もてっぺんに立つ人を見たよ。


最後はそのジャンを背ににやけたおっさんが一人。


変な締めくくりで申し訳ないね。
でもね、気分は爽快!
上にアウタージャケット着込んで、下はズボンの上にレインパンツ履いてるんだよ。そのくらい寒かったんだよな。

2015/08/22

遠征記 6

さて、山荘に着いたけど霧だしすることなく、ウダウダしてて。
でも、たまに霧もはれるから登山道を眺めてた。このてっぺんは山頂ではないんだけど、それにしても岩岩のところ。さすが穂高連峰の雄だもんね。

これ下山してくる人だけど、この辺りで下山中に滑落して亡くなった人もいる。
見えるでしょ、梯子。この辺りが危険なんだけど、明日ここを登るんだって思ったら、ちょっとチビッタな…(笑)。



そして、待ってた夕食!

ここ2960m程度のところなんだけど、こんなところで、暖かいご飯が食べれるのはありがたい。ご飯、みそ汁はお代り自由。消費カロリーを補充して明日のエネルギーのためにちゃんと完食したよ、ご飯お代わりしてね(笑)。
星空も見えないから、8時頃には寝てたんじゃないかな?

そのせいか朝は3時頃目覚めて、外に出るといい天気で星が一杯。最終日は危険地帯を歩くから、晴れてなきゃね。
朝ご飯は食べないで弁当にしてもらって、5時に出発。身体が起きてないのにあの岩を登って行くわけで、でも3時にもう出発してる人もいたから、それからするとマシだね、明るいから。
梯子を登ったあたりから見下ろすと。


なかなか高度感あるでしょ?これ見たら目覚めるよ。
展望地に行くと笠ケ岳が正面に。


ここに登ってる予定だったんだけど、今年も行けなかったな…。
そしてご来光と言えば、ちょっと遅かった。


ってことは、皆見渡せるってことやし。北を眺めると憧れの槍さまがあるし。


これでテンションアップ、このあとどんどん山頂に歩いていけたよ。