2010/08/19

息子の宿題

昨日息子が作ってたのは天津飯。
撮影がいいからか、あんのとろみもわかるし、そこそこおいしそうじゃない?


















天津飯には思い出があるのよ。
僕が大学生になって名古屋へ出ていったんだけど、大学生として最初の彼女に天津飯を作ってもらったのよ。
あんのベースはコンソメがいいわ、お肉は鶏がいいし、そして煮たったら片栗粉でとろみをつけてって教えてもらいながら作ってくれたのよ。
それを実家に帰った時にお袋に教えてあげたな、確か。
当時ウチにはコンソメの素なんてなかったと思ったけどね(笑)。
これのお礼に、後にチャーハンの作り方を教えてあげたことがあって。と言うのは、大学へ行ったと同時に仕送りなしって生活だったから、喫茶店でバイトを始めたのよ。その時にチャーハンの隠し味に醤油を数的たらすと香ばしさが出ておいしいからって教えられたんだよね。それを彼女に教えてあげたことがあって、彼女が結婚した後に会った時に、それを今でも覚えてて子供にそうやって作ってあげてるって聞いたことがあって、とってもほんわかした気持ちになったことあったんだよね。
僕はこの喫茶店で結構長い間生活させてもらったから、一人前にフライパンが振れるのよ。それは今でも。
3年の頃に違う店に移ってフライパン振ってるところをお客さんの料理屋のオーナーに見られたことがあって、「お前は学生の素人じゃないな、そのフライパン使いは」ってその時に褒められたことがあったくらいでね。
随分血を流したけど、この頃のおかげで今でもコールスロー(キャベツの千切りね)は、かみさんより随分細く仕上げられるから。
この頃は、1日でキャベツ3個くらい千切りにしてたから。
何度も包丁で、自分の指を上から叩いたよ。だから、流血はしょっちゅうだったし(笑)。
でも、それもこれも、当時の楽しい思い出として今も心の片隅にあるのよ。
その時の彼女のことを思い出すと、今でも心が駆け足になるけどね。

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